地方移住成功する人としない人

R-doorの会員の皆様、こんにちは。



大寒も過ぎ、一年で一番寒い時期となりましたが、
お元気でお過ごしでしょうか?

1月のコラムを書いたばかりだと思っていたら、
もう1か月経ってしまってました。

びっくりです!

さて、2月のテーマは
「地方移住、成功する人しない人」です。

移住定住のお仕事をする中で、
たくさんの移住者さん、
移住希望者さんたちを見てきました。

まだ3か月ですが、
その間で気が付いたことについて
書いてみたいと思います。

成功する人には、共通項があるなぁ、
とやりながら感じ始めたのは
1,2か月して新生活が落ち着きつつあって
仕事に対する余裕が少しずつ出始めたころです。

成功する人は、こんな方が多いように感じました。



①移住後の暮らしのデザインがかなり具体的にされている。


②移住してこういう暮らしがしたい!
そのために移住をするんだ!という夢や
目標がしっかりビジョンとして描けている。

③あちこち比較検討して、場所がここだと決まっている。
そしてその理由を尋ねるとちゃんと答えが返ってくる。


では、詳しく見ていきましょう。



①移住後の暮らしのデザインがかなり具体的にされている。


移住して暮らすと、月々大体このくらいのコストがかかる。
そのためにいくら必要。

それを、仕事でいくら、年金なりでいくらを得ながら、
どのくらいの仕事量で暮らす。などという
お金の問題に対してしっかりつめてある。

仕事だけでは食べていくのが大変だから、
これくらいはバイトでまかないたい。

この辺りならこういうバイトがありそう。
こういうバイトをこのくらいしてこのくらいは稼ぎたい。
など下調べがしてある。



②移住したい理由と移住後の暮らしのビジョンが明確。



こういう暮らしをしたので、
部屋の数はこれくらいで広さはこれくらいの家が欲しい。

この部屋ではこうしたいからこのくらいの広さの
部屋がいくつある家が良い。

家庭菜園でどんなものをどれくらい栽培したいから、
畑はどこにどのくらいの広さで必要。
田んぼもしかり。

趣味のものや農機具などを置ける納屋、
アトリエとなる倉庫などの有無。

実家なり子供のところなりにどの
くらいの頻度で行きたいから、
空港、駅、ICなどに〇分で行けるところが良いか分かっている。

どんな商業施設が近くに必要か把握している。

例えば、温泉に通う移住後の人生設計だったら、
温泉の有無や距離と時間。料金形態など。

DIYで直したいという方も、
自分がどのくらい出来る技術があり、
どのくらいは外注しないといけないか、
またそれぞれどれくらい費用が掛かるか大体把握している。


③あちこち比較検討して、場所がここだと決まっている。
そしてその理由を尋ねるとちゃんと答えが返ってくる。


例えば、
温泉が好きだからーおんせん県の大分
その中でこういう温泉に近いところが良いからー○○市、○○町
○○温泉が好きだからー○○温泉まで車で〇分のエリア

暖かいところに住みたいからー冬でも雪が積もらないところ、
エアコンで室温がこれくらいで大丈夫なところ

大阪まですぐ帰れるところー空港やフェリー港が近いところ
空港やフェリー港へ〇分で行けるエリアー○○市○○町あたり

仕事で都内へ月一行かないといけないー車で冬でも空港へ行けるところ
車で空港まで〇分以内に行けるところー○○市○○町の○○エリア

細かく挙げていくといろいろとあるのですが、
ざっと思いつくところはこんな感じです。
なので、成功しない人は↑の反対ですね。


①移住後の暮らしのデザインがかなり具体的にされている。


「何となく安い古民家を買って自分たちで直しながら住みたい。」
いくらくらいの古民家をいくらかけてどう直すか具体的ではない。

②移住してこういう暮らしがしたい!
そのために移住をするんだ!という夢や
目標がしっかりビジョンとして描けている。

「暖かいところでのんびり暮らしたい。
特に何かしたいということがあるワケではない。
田舎ならのんびり暮らせそう。」

③あちこち比較検討して、場所がここだと決まっている。

そしてその理由を尋ねるとちゃんと答えが返ってくる。

「条件が良ければ、良い物件があればどこでも良い。」
その良い物件の基準もはっきりしていない。

エリアについても、九州の良さそうなところとかで、
ここが好きとかここに住みたいとかあまりない感じ。

とまぁ、こんな感じかな?と思いました。

私自身、かなり「しない人」に入るタイプだったので、
「こりゃ決まらないわ~」と、
成功している人たちと接しながら気が付いて行ったのでした。

成功する人みたいに出来たらいいけど、
こんなの無理~!な方の方が多いのではないでしょうか?

そういう場合は、まずは賃貸物件に入るなりして
(買ってはいけません)とにかく地方移住してみて、
そこからどうしたいとか見つけたい、
というのも一つの方法だと思います。

その場合は、まずは時間をかけることが必要かな?と思います。

実際にそこに住んで、そこでの暮らしを体験してみて
そこから見えてくるものがあるでしょうから。

こういう方には、地域おこし協力隊の制度がオススメです。

いまいち分からないわ~けど田舎暮らしに憧れるという方の場合は、
消去法で「こういう暮らしはしたくない」というのを挙げていき、
場所を絞っていくのも一つの手かな?と思いました。

暑いの苦手なのに、条件が良いからって
南国に住んだら結構きついんじゃないかなぁ、と思いますし、
寒いの苦手なのに雪国に住んでもつらいですよね。

NHKの地方移住をテーマとした番組もレギュラーに変わるそうで、
地方移住したい方が増えている証拠なんだろうな?と思います。

そんな方の少しでもお役に立てたら幸いです。

今後もたくさんの移住者さん、
移住希望さんたちにお会いすると思いますので、
ますますこの辺りはリサーチしていきたいと思います。

ということで、今回は「地方移住成功する人しない人」でした。


いつも長々となってますが、
お付き合いありがとうございました。


さて、毎月恒例の「きつき通信」
今回は、ミカンがテーマ。

こたつ&ミカンは、冬の定番ですが、
そのまま食べる方がほとんどじゃないかな?と思います。

今回のご提案は、焼きミカンです。
※きつきでミカンがこう食べられているわけではありません!
私が勝手に楽しんでいるだけです。

ミカンなどの果汁の多い果実は、
身体を冷やしてしまうこともあり、
アーユルヴェーダでもスパイスをかけて食べたりします。

スイカに塩、林檎に塩もこの効果があり、
果物の陰性を塩の極陽性の性質で中庸に近づけるという
古来からの知恵なんですね。

ミカンに塩でもいいのかもしれませんが、
この焼きミカンとってもおいしいので、
ぜひ試していただきたいですし、
南西アジア風にシナモンやクローブ、
黒胡椒など体を温めるスパイスをちょっとだけ
かけるのもオススメです。

私は、ストーブの上でお餅を焼くように
じっくり焼いてほくほくを食べています。

焼き芋みたいな匂いがしたりしますし、
何より甘さが増します。

冷めても美味しいですよ。
ぜひ一度試してみて下さいね。

ミカンの皮についた農薬を取っているところ


ミカンを焼いているところ



焼きミカンの出来上がり!




ということで、地方移住コラム担当の真田亜希子でした。

次回3月をお楽しみに♡

R-doorオンラインサロンでは、
コラムニストやメンバーの皆さんとの
交流が出来ます。



≪プロフィール≫真田 亜希子(さなだ あきこ)
大分県杵築(きつき)市在住
岐阜県出身大学卒業後、商社、国産&外資系化粧品会社の
デパートのコスメカウンター店長を3店舗経験 
転勤族の夫と結婚し、子なし転勤族の妻として、
事務職から販売、家庭教師など幅広く経験しながら
北は北海道から南は九州まで10回ほど転勤を経験。
2018年に女性を輝かせることの講師として起業。
マナー接遇・誕生日色診断・姿勢歩き方・
メイク/スキンケア・スパイス料理教室の講師として活動。
2021年11月より、地域おこし協力隊として杵築市に単身引っ越し。
現在は、別居婚をしつつ移住定住の仕事を行う。
これまでのコラム一覧はこちら▼https://rdoor-official.com/category/column/sanadaakiko
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地方移住のホームページと、スパイスカレーカフェ&スクールのホームページもほぼ出来上がりアップしました。
良かったら見てみて下さいね。https://lit.link/atrucco25