妊娠中、エコーはたったの1回!?オランダでの出産シリーズ①

みなさま、こんにちは!

保育士&ベビーシッターとして、
頑張るママとベビーのお手伝いをしています、
やまさきみかこです。



温かい日が増えてきましたが、
朝晩急に冷える日がありますね。

みなさま、体調など崩されておられませんか?



さて、こちらでコラムを始めさせて
いただいてからもうすぐ1年が経とうとしています。


さまざまなオランダの生活を綴ってきましたが、
今回からは数回に分けて、
オランダで私が経験した

妊娠、出産シリーズ」を
お伝えしていきたいと思います。

全部で何回になるかは未定ですが
(書きながらあれもコレもと思い出しそうなので笑)

日本とは違う流れ、形式、考え方などなど、
それはもうびっくりすること、
戸惑うことの連続でした。

よかったらぜひお付き合いいただけると嬉しいです。

私は現在小学3年生になる長女を、
オランダで出産しました。

妊娠検査薬で検査をし、妊娠が発覚。

妊娠に気付いてまず行くところ。

日本では「産婦人科」が多いのではないでしょうか?

オランダでは、「助産院」か、
総合病院」という選択肢になります。

帝王切開、無痛分娩希望、
持病などがある、など、

「医師の手が必要」な場合には「病院」
それ以外での妊娠出産は基本的に「助産院」

という形になっています。

私は1人目も経膣分娩だったこと、
2人目も問題なければ同様にと考えていたので、
助産院を選択しました。

オランダでは助産院での
初診予約が取れるのが通常8週目となるので、
それまでは妊娠検査薬での検査結果のみ、、という形。

本当にきちんと妊娠しているのか、
早く受診して安心したい!という思いでした。

やっとこさ楽しみにしていた初診日。

私の地域の助産院は、
「本当にここで合ってる、、?」と
不安になるような保健センターの様な
施設の一角が、助産院スペースでした。

同じフロアにはおそらく別の科で
あろう人がちらほらいるだけ。

助産院の受付前には私たち家族だけ。

オランダでは基本、予約の時間には
その予約の人しか待合スペースにいない、
という形でした。 

なので、妊娠中のしんどい時に
長時間の待ち時間があるということなく、
予約時間通りに診ていただけるのは
とてもありがたかったです。

話を戻しますね。

初診日に受付を済ませ尿検査をします。
名前を呼ばれて助産師さんに挨拶をし、
体重、血圧を測り、問診がありました。

尿検査の結果と、問診内容とを合わせて
「妊娠してるわね!心配なこととかない?」
と聞かれ、終了。

え、、、もう終わり、、、?

という早さです笑

エコーや内診はありません。

心臓が動いているのもエコーで
確認することもなく、
検査薬で検査したのと、
なんら変わり映えしない状況、、

出産まで基本このスタイルなので、
日本の診察しか知らない私は、
安定期に入るまで(いや、出産するまで)

「本当に大丈夫なのかな、、、?」と
心配は消えずでした。

妊娠期間中エコーをしたのは私の場合、
たった2回。(出生前検査をしなければ1回のみ)


エコーのある別の施設へ行っての検診となり、
その時に性別が分からなければ

生まれてくるまでわからない、
というわけです笑
(私は幸いにも、このエコーで女の子というのがわかりました!)

内診は1度もありませんでした。

内診が苦手な私にとっては
負担がなくてすごく楽で良かったです。

そんな簡単な検診でしたが、
回数を重ねるごとに不安は少しずつ減っていきました。

というのも、診察してくださる
助産師さんの腕がすごい!

内診はないですが、お腹を触り、
「今ベビーは頭がここよ、
足がこっちで、こんな姿勢でいるわ」と、

丁寧に教えてくださり、
触っただけでわかるの!?と、
ただただ感心でした!

体重への厳しい管理や指導もなく、
本人が気になるなら気をつけて〜という感じ。

数回血液検査はあり、
そこで貧血なども診断し、

摂ると良いサプリを教えてもらったり、
必要ならば鉄剤などを処方されるようでした。

もちろん、助産院では対応できない
状況になった場合は、即病院(医師)へ引き継ぐ、
という連携体制もしっかり取られていました。

そしてもう一つ、驚き戸惑ったことがありました。

それは、検診の度に助産師さんが違う方、ということ。

一体誰が私の担当の方なのか、、?

と気になって尋ねると

「私たち全員があなたの担当よ!

私たちはチームなの。
担当が1人でその人しかわからないってなると、
その人が休みの時に対応できないでしょ?

あなたの情報はしっかり管理して共有してるし、
チームのみんなが把握しているから、安心して!」

とのこと。(私の場合、6名の方が担当でした。)

日本の「担当医」という形とまた違い、
合理的で、助産師さんのプライベート(休み)も
しっかり確保されている、という形に、
なるほどなぁ〜!と感心しました。

日本もこのような形になると、
日本の産婦人科医さんの負担も減るのでは、、
と感じたのでした。

いい意味でゆるくて、
その中でしっかりサポート体制が
整っているそんなオランダ検診スタイルが、
すっかり気に入っていた私でした。

そのゆるっとした検診スタイルの、
オランダ妊娠期間。

順調にいくだろう、と思って
のんびり構えていた私でしたが、

妊娠後期なんやかんや次々と
いろいろなことが起こり、
たくさんの忘れられない経験をすること
になるのでした笑 

次回は、
「逆子が戻らない!?
外回転術日に起こった珍事件」

についてお伝えしようと思います。お楽しみに!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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〈プロフィール〉やまさき みかこ
ベビーシッター、保育士小6長男、小3長女、年中次女、
同い年のthe九州男児夫との5人家族夫の仕事の都合で、
2011年11月〜約4年間オランダのロッテルダムで過ごす。
現地で長女の妊娠、出産も経験。
英語もオランダ語も話せない中で
日本との様々な違いに苦労や失敗話も多々、、、
そんな数々の経験から、
日本ではあまり知られていないオランダの魅力を
ママ目線で私らしく、お伝えできればと思います。
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