海のサステナビリティ

こんにちは、
エシカルコンシェルジュの稲垣可夜子です。

エシカルやSDGsについてのコラムをお届けしています。



先日、ITOCHU SDGs STUDIO で開催されている
サステナブルシーフード展に行ってきました。


そこで今回は海の生態系に関する様々な問題の中でも
海産物(シーフード)に目を向けてみます。


1.SDGsゴール14 海の豊かさを守ろう 

ゴール14は多くの方がよく目にするゴールですし、
イベントや講座でのアンケートでも
関心を持つ人がとても多い目標です。






このゴールのテーマは
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、
持続可能な形で利用する
」こと。



このテーマが掲げられているということは、
もうすでに海洋資源の利用は持続不可能と
なっているということです。


過剰漁業や違法・無報告・無規制漁業など海の生態系を
破壊してしまうような漁業が行われていることや
世界の魚の消費量が過去50年で約5倍にもなったことなどが
海の豊かさが脅かされている原因のひとつとなっています。






海の持続可能性とは、
本来の自然のサイクルを人が壊すことなく
海の命の循環と環境を守る漁業を行うこと。


そして、また私たちも、
次の世代もその恵みを受け続けられるようにすることと
いわれています。


2.水産資源のサステナビリティ評価

水産資源のサステナビリティといっても
単純に生き物の数が減った・増えただけをみればよい
というわけではないようです。



海の恵みには「天然」と「養殖」がありますが、
それぞれのサステナビリティのチェックポイントは以下です。

「天然」の水産資源
☑水産資源の状態(資源の量はどのくらいあるのか)
☑生態系への影響(漁業による他の生き物への影響)
☑管理体制(漁業はきちんと管理されているか)

「養殖」の水産資源のチェックポイント
☑資源の利用(稚魚やエサ魚は獲りすぎていないか)
☑環境と地域社会への影響(水質汚染、病気拡大、労働問題…等)
☑管理体制(養殖業はきちんと管理されているか)

https://www.wwf.or.jp/campaign/osakana/ おさかなハンドブック




このように海のサステナビリティを守るためには資源の活用方法、
他の生態系への影響やサステナブルな水の利用、
また漁業の内容、そして漁業にたずさわる人の労働環境など
本当に多くの側面に目を向けなければならないのですね。



引用参考元のWWFが作成したおさかなハンドブックでは
このチェックポイントによって評価された
様々な魚のサステナビリティ度を見ることができます。



あなたの好きなお魚のサステナビリティ評価はどのくらいでしょうか?



3.サステナブル・シーフードのラベルを知り、選ぶ

私たち消費者が海の豊かさを守るために
まず初めにできることはサステナブル・シーフードの印となる
認証ラベルを積極的に選ぶこと。




サステナブル・シーフードであることを示す代表的なラベルは2つあります。



ひとつは、MSC海のエコラベル


天然の水産物につけられている認証ラベルです。



このラベルがついているシーフードは、
水産資源と環境に配慮し、
適切に管理された持続可能な漁業で獲られています。




ふたつめは、ASCラベル。


養殖の水産物につけられている認証ラベル。



ASC認証は、法令順守、資源利用、労働と人権など
責任ある養殖のための7つの原則を守っています。



MSC・ASCの認証ラベルがついたシーフードは漁獲、加工、流通、販売まで
認証を受けていない水産物と混ざらないように
徹底して管理され私たち消費者のもとに届きます。



認証ラベルのついたシーフードは増えてきたものの、
まだ当たり前ではありません。



また、今は商品ラベルからは、
原産地や漁法などの詳細を知ることは難しく
サステナブル・シーフードを選択するための
十分な情報を得ることができません。



まずは、認証ラベルを見かけたらその商品を選ぶこと。



それと並行していつも行くあのお店に、
「サステナブル・シーフードが買いたい!」ということを
伝えてみることも私たちが今すぐできることでもあります。



この声をあげるということが、簡単なようでとても難しい。
勇気がいることかもしれませんが、そのワンアクションがお店を、
企業を、まちを、変えていくきっかけになるかもしれません。



SDGsはいつも今いるその場所で、
自分の足元からはじまるものだから。



R-doorオンラインサロンでは、
コラムニストやメンバーの皆さんとの
交流が出来ます。





■プロフィール■
稲垣 可夜子
エシカルコンシェルジュ。
千葉県出身。SDGs未来都市川崎市在住。
エシカル美容サロンEthical Beauty Room オーナーセラピスト、
R-doorSDGsプロジェクトリーダー。

これまでの経験や体験、自身と家族のアレルギー疾患や
闘病などを通して人と社会と地球環境の健康はイコールであると気づく。
「何かの犠牲の上に自分の幸福を築かない」ためにSDGs、エシカルを学ぶ。
SDGsやエシカルに関する活動や講師を務める。
全国の個人サロンオーナーを対象としたエシカル教育と
エシカルロン作りのサポートを行う
オンラインサロン・エシカルサロンチャレンジ(ESC)を運営。
ESC認定サロンを全国に増やし、エシカルサロンがあたりまえの社会づくりを目指す。

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■サロンHPhttps://www.ethical-beauty-room.com/home