パートナーシップ
こんにちは。
エシカルコンシェルジュの稲垣可夜子です。
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昨年12月より1年間、
エシカルやSDGsについてのコラムを書かせていただきました。
今回が最終回です。
1.ゴール17
『パートナーシップで目標を達成しよう』
11月もあと数日で終わり、2021年師走を迎えますね。
12月は毎年、地球温暖化防止月間。
さらに12月9日は地球感謝の日、12月10日は世界人権デーもあります。
1年の終わりにこの1年の振り返りと
次の1年の目標などを決める方も多いかと思いますが、
12月は地球の今と未来を見つめる月でもあるのだなと感じます。
SDGsは2030年までに達成すべき私たちのゴール。
2020年から『行動の10年』として歩みを進めてきた世界は、
私たちは、どのくらいゴールに近づくことができたのでしょうか。
私自身が世界を変えることができたかどうかなんてわかるはずもないのですが、
小さな自分の世界には、一進一退はあるものの、行動し変えられたことが沢山あります。
ひとりで挑戦できたこともありますが、途中で難しく感じたり、
うまくいかなくても行動し続けることができたのは、
やはり同じ思いで行動している仲間がいてくれたおかげ。
実は「誰一人置き去りにしない」世界をつくる私たちのゴール
SDGsにも世界の多くの問題を解決するために、
行動を起こすために、ひとりではなく、みんなで取り組むこと。
と書かれているのです。
それが
ゴール17 『パートナーシップで目標を達成しよう』。
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ゴール17は実施手段を強化し、
「持続可能な開発のためのグローバル・パートナーシップ」を活性化する、
をテーマとして17のゴールの中でもターゲットが最も多く書かれています。
(SDGsは17のゴール、169のターゲット、232の指標からできています。)
2.ゴール17はなぜ必要?
SDGsは世界が抱える多くの問題について
達成目標(ゴール)だけが書かれているだけで、
そのゴールにたどり着くまでの細かいルールや方法、プロセスはありません。
16のゴール達成に向けて、今何をすべきかを自分で考え、
行動していかなければなりません。
しかもその目標はバックキャスティング
(未来の姿から逆算して、その姿になるために何ができるか考える発想)で作られているので、
とてもチャレンジングな目標設定です。
だから大切なのがパートナーシップ。
ひとりでは思いつかないようなことも、ひとりでは取り組めないことも誰かと、
みんなと一緒に考え、行動し、結果をみてまた次の行動を起こしていくことができる。
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持続可能な開発にはそれぞれの国、政府、民間、私たち市民の連携が必要不可欠であり、
価値観や目指している目標を共有することで目標を実現していくことができるのです。
3.私たちができることとは?
これまでの16の目標を達成し
『誰一人取り残さない』世界を実現するために国境も人種も宗教も性別も、
あらゆる差異を超えて、この地球にいる人々が協力しあい、
SDGsというツールを使って何ができるかを考えて行動していかなければなりません。
SDGsの認知度は、2021年1月時点で54.1%となり、2020年1月に比べてほぼ倍増しました。
それでもまだ半数。知らなければ、考えることも動くこともできません。
私がSDGsの実現に大切だと思っているのは、『対話』と『教育』です。
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SDGsをきっかけにどんどん新しい人と人や、地域社会、学校や団体、
国どうしなどの繋がりが生まれて、対話が生まれ、
お互いに学びあうことで意見の違いはあっても、
地球市民として同じ目標に向かって歩んでいくことができるはずだから。
SDGsを知っている私たちがまずできることは
家族、友人、仕事仲間など身近な人に語っていくこと。
そして一緒にできることを考えたり、アイディアを共有したりどんなに小さなことでも、
「まずやってみよう!」と行動にうつしていくことです。
R-doorというコミュニティが、今後も、
持続可能な社会をつくるための発信や教育、行動を起こす場となり、人と人、そして地域、
また様々な企業や団体とSDGs達成のパートナーシップを結んでいく場所であってほしい。
そう心から思っています。
おわりに。コラムニストの経験は初めてで、実は私、書くことが大変苦手です。
毎月毎月、一回一回が本当に挑戦であり、
伝える側でありながら書くたびに私自身が一番学びを得ていて、
とても貴重な経験をさせていただきました。
拙いながらも心を込めて書いてきた12か月、振り返ればあっという間に過ぎていました。
これまで読んでくださった方、コメントまで書いてくださった方、
そして、コラム連載という機会を与えてくれたR-door運営の皆様本当にありがとうございました。
R-doorオンラインサロンでは、
コラムニストやメンバーの皆さんとの
交流が出来ます。
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■プロフィール■
稲垣 可夜子
エシカルコンシェルジュ。
千葉県出身。SDGs未来都市川崎市在住。
エシカル美容サロン Ethical Beauty Room オーナーセラピスト
これまでの経験や体験、自身と家族のアレルギー疾患や闘病などを通して
人と社会と地球環境の健康はイコールであると気づく。
「何かの犠牲の上に自分の幸福を築かない」ためにSDGs、エシカルを学ぶ。
SDGsやエシカルに関する活動や講師を務める。
全国の個人サロンオーナーを対象としたエシカル教育と
エシカルロン作りのサポートを行うオンラインサロン・エシカルサロンチャレンジ(ESC)を運営。
ESC認定サロンを全国に増やし、エシカルサロンがあたりまえの社会づくりを目指す。
■これまでのコラム一覧 https://rdoor-official.com/category/column/inagakikayoko/