役に立つ!ネイビーの知識

こんにちは、
ファッションコーディネーターの井川真弓です。

ファッションから暮らしを彩るコラムをお届けしています。



さて、前回は、
黒という色が持つ意味や歴史についてご紹介しましたが
黒に似た色にネイビー(濃紺)があります。



少し時期は過ぎてしまいましたが、
卒業式などかしこまった場でも着る機会が多いのではないでしょうか。



黒とネイビーはよく似ているのですが、
実はこの2つの色は似て非なるもの。



今日は、このネイビーについてお伝えしていきたいと思います。


最近では、
似合う似合わないという点に注目されがちですが、

ファッションは、
その歴史や由来によってルールが決められていることがあります。


特に男性のファッションでは、そのルールは特に厳格。


例えば、前回お伝えしたように
黒は元々冠婚葬祭の色なので
男性がビジネスシーンで黒のスーツを着るのはN・G!
(日本人男性には黒のスーツを着ている人、多いですよね)


ビジネスシーンでは、ネイビーのスーツが基本なのです。


そしてネイビーのルーツはどこにあるのかというと…


それは、イギリスです。


元々ネイビーという語源は、イギリスの「海軍」を表す言葉でした。



その海軍が着ていた服の色が濃紺だったため、
濃紺=ネイビーと呼ばれるようになったのだとか。



現在でもネイビーを少し明るくした青に近い色は
ロイヤルブルー」として英国王室を象徴するカラーとなっています。


世界から注目されているキャサリン妃のファッションにも
ネイビーはよく登場しているんですよ♬



ネイビーには、知的、洗練された、冷静などの印象がありますので、
それに華やかさをプラスしたロイヤルブルーは、
女性起業家さんがプロフィール写真などでも着用されることが多いです。



伝統的な由緒正しい色、ネイビー。
知性ある大人の女性を演出したい方はぜひ、
ファッションの一部にネイビーを取り入れてみてはいかがでしょうか。



ネイビーが似合わない気がする・・・という方は、
ロイヤルブルーを選んだり、ボトムスや小物に取り入れるのがおすすめですよ!


それでは、今月もお読みいただきありがとうございました!


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<プロフィール>
井川真弓
兵庫県神戸市在住 2児の母。
大学卒業後、アパレル企業に入社。
服は好きだけどイマイチおしゃれに見えないのが悩みだったが、
5,000人以上を接客し、ディスプレイや商品管理を担当する中で
魅力的にみえるセンスのコツを学ぶ。専業主婦時代を経て、
現在はファッションコーディネーターとしてオンライン講座を中心に活動中。

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