雨の日を彩るMade in JAPAN

こんにちは、
ファッションコーディネーターの井川真弓です。

ファッションから暮らしを彩るコラムをお届けしています。


さて、ジメジメとした梅雨の時期。


体が湿気と暑さについていけなかったり、
湿気で髪がうねって髪型がまとまらなかったり、
雨の日は着る服に迷ったり。



なんとなく憂うつな気分になりがちな方も
いらっしゃるのではないでしょうか。




今日は、そんな梅雨の時期を軽やかに乗り切る
ファッションアイテムをご紹介します。




本日ご紹介するのは、「傘」。



皆さんは普段、どんな傘を使っていますか?



以前の私は、「傘=雨よけ」という認識しかなく、
ビニル傘や何かのついでに買った傘を使っていたのですが、

ある傘に変えてから傘の概念が覆り、
あんなに憂うつだった雨の日がワクワクして
待ち遠しいものに変わったのです。



それは、10年前に出会ったWAKAOの傘でした。
( WAKAO HP https://www.wakao-kasaya.com/



当時、私は1人目の息子を産んで実家に里帰り中。
なかなか寝ない息子に悪戦苦闘の日々。

ゆらゆら揺れながらのスクワットで寝かしつけた後、
子ども用品や実用品をネットで探す時間が唯一の楽しみでした。



そんなバタバタなある日のネットサーフィン中に
目に飛び込んできた1本の傘。



鮮やかだけど派手すぎないシックな赤。
雨にぬれてもピンと張りのある富士絹の生地。
上品なバンブー(竹)素材の持ち手。
子どもを抱っこしても大きな荷物を持っても濡れにくい
丸みを帯びたドーム型の形。



傘にしてはいいお値段だったのですが、

自分への出産祝いに!

と言い聞かせて(笑)購入ボタンをポチっと押しました。



完全な一目ぼれ、衝動買いと言えばそうなのですが、
丈夫で機能的な上にデザインも良く、
使うごとに傘が好きになりその日から雨の日が好きになりました。



そして、10年経った今でもまだまだ現役。
持っていると褒められるお気に入りのアイテムです。



皆さん、今、
日本国内で流通している傘はどこで作られたものか
ご存知でしょうか?



実は、9割以上が中国製と言われているんです。




他国で作られたものがほとんどなのは
傘に限ったことではないので
この数字にあまり驚きはないかもしれませんね。



一方で、WAKAOの傘は日本製。
それも東京で作られています。


あまり知られていないのですが、東京は古くから洋傘の産地。


東京洋傘は、江戸漆器、江戸木目込人形と並んで
東京の伝統工芸品41品目に指定されています。
東京都産業労働局HPhttps://dento-tokyo.jp/items/index.html



手に取って実際に使ってみるとわかるのですが、
職人の手で丁寧に作られたMade in JAPANの傘は
機能性に優れているだけでなくその美しい佇まいに、

手に持つだけでピンと背筋が伸びて
持つ人までも美しく見せてくれます。




ひとつひとつ丁寧に作られた傘には
単なる「雨よけ」以上の価値がある。


そう思うと、ジメジメした雨の日の憂うつも
吹き飛んでしまいそうですよね^ ^



日本では、1年のうち約3分の1が雨の日。
切っても切れない雨の日との付き合いですから、
憂うつな気分を軽やかにしてくれる1本をぜひ、
みなさんも見つけてくださいね。

【参考】WAKAOドーム型バンブー長傘
https://www.wakao-kasaya.com/product-page/collection09



それでは、今月もお読みいただきありがとうございました!




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<プロフィール>
兵庫県神戸市在住 2児の母。
大学卒業後、アパレル企業に入社。
服は好きだけどイマイチおしゃれに見えないのが悩みだったが、
5,000人以上を接客し、ディスプレイや商品管理を担当する中で
魅力的にみえるセンスのコツを学ぶ。
専業主婦時代を経て、現在はファッションコーディネーターとして

オンライン講座を中心に活動中。

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