知っていれば対処出来る!〜更年期の様々な不調と治療について
R-doorのみなさん、こんばんは
整形外科、背骨の専門医のいとうかおるこです。
毎月第3水曜日に女性のヘルスケアをお伝えしています。
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今日は初夏の陽気でしたね。
午後時間があったので、
小笠原伯爵邸のカフェへ行って来ました~
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中庭があり、心地よい風と鳥のさえずりが、スペインにいるようです
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さて、先月の続きです。
私のクリニックへいらして
下さる方は40〜50代の方が多く、
何となく病院に行くほどではないけれど、
指や肩、ひざの関節の痛みが出て来て更年期?
婦人科の前に一度整形外科へと思って
いらっしゃる方が多いです。
女性ホルモン(主にエストロゲン)が
少しずつ低下すると、
様々な不調が出てきます。
例えば、のぼせや多汗、
イライラや気持ちの落ち込み、疲れやすい、
めまい関節の痛みやこわばりや
肌や膣の乾燥眠りが浅い など
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生活に支障をきたすほどではなかったり、
周りも病院に行って治療しなくても
時間が解決すると言われると
やり過ごすしかないですよね
でもそれは
日本の更年期に対する認識が
他国に比べて少ないのが問題です
漢方やサプリもありますが、
原因が急激に女性ホルモンが低下する
ことですので,
ホルモン補充療法で補うことで
改善することが多いです。
ホルモン補充療法には飲み薬、
塗り薬、パッチなどがあり
お身体の状態で使い分けることが出来ます
以前、ホルモン補充療法は
乳がんになりやすいと言われたこともありますが、
今はリスクは高くないことがわかっています。
まだまだ大学病院や開業医でも
更年期障害に向き合っている
ドクターが少ないのも事実です。
更年期外来をやっている
婦人科に行ってみるのをおすすめします。
皆さまがHappyな毎日を送れますように
参考図書
対馬ルリ子先生、吉川千明さん
閉経のホントがわかる本 集英社
R-doorオンラインサロンでは、
コラムニストやメンバーの皆さんとの
交流が出来ます。
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【プロフィール】女性のための整形外科かおるこ
Happyクリニック院長
(2021年7月帝国ホテル本館4階に開業しました)
大学病院の骨粗しょう症外来で
年間1000人以上の患者さまを診察して、
閉経前から予防の重要性に気づき、
(現在も非常勤講師として大学病院で骨粗しょう症外来を担当)
美容誌美的のWeb版 biteki.comのヘルスケア
「女医に訊く保健室」で11月
毎週水曜日に腰痛や骨粗しょう症についてお伝えしています
3/17発売のオレンジページで骨粗鬆症の記事を監修しました。
5/25発売の雑誌クロワッサンで女性ホルモン特集の中の
《未来のための骨活プログラム》を監修しています。
「いつまでも背筋を伸ばしてハイヒール」をモットーに
食事や運動、メンタルを3本柱に骨活(ほねかつ)をお伝えしています。