40代からの検診・健診 どちらを受けたらいいの ?
R-doorのみなさん。
初めまして、いとうかおるこです。
現在は整形外科、背骨の専門医として、女性がいくつになっても背筋を伸ばして
ハイヒールを颯爽と履いて輝くように
40代からの骨活(ほねかつ)をお伝えしています。
7月に女性のための整形外科かおるこHappyクリニックを開業予定のため、
皆さまが居心地の良い空間を目指して準備をしています。
R-doorのコラムでは、
整形外科のお話だけではなく、
女性のライフステージに合わせた病気や予防について、
発信していきたいと思っています。
40代って、20代や30代とは違い、
家庭(育児や介護)や仕事で
忙しく過ごしていらっしゃる方が多いですよね。
現在の寿命が90歳!!
女性ホルモンが少なくなる更年期の平均は50歳、
身体の変化が起こってくる時期でまだまだ折り返し地点です。
ご自分の身体に向きあうには
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けんしんがおすすめです
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でも、検診と健診同じ ?
違うの ?
【検診】は
乳がん、子宮がん、骨粗しょう症などご家族にいらっしゃって
可能性が高い場合など特定の病気の診察や検査を言います。
また、
【健診】は
健康診断で健康かどうか、
病気の危険因子があるかを調べます。
もちろん、両方受けて頂きたいのですが、
40代になったら、
乳がん、子宮がんは年に1回、
少なくとも2年に1回は受けて頂きたいです。
命には関係ないと思われることが多い骨粗しょう症ですが、
50代の4人に1人がなっていて、
背骨が潰れて丸くなったり
足の付け根を折ると寝たきりになることも
骨粗しょう症検診も是非受けましょう!
そして、
《乳がんは11人に1人がかかります》
早期に石灰ができることが多く、
マンモグラフィというレントゲンの機械を使いますが、
痛みを伴わない超音波検査と両方をおすすめします。
《子宮がんは73人に1人がかかります》
内診台に抵抗があるかもしれませんが、
子宮の入り口の頸部(けい)から少し細胞をとってくる細胞診という検査が有効です。
この2つは病気にかかっても早期に見つかれば治療でき、
命を落とすことは防げることが多いです。
50代では、
これに死亡率の高い大腸がん、肺がん、胃がんの検査も必要です。
大腸がんは便の検査
肺がんは胸のレントゲン
胃がんは内視鏡、バリウム検査
~どこで受ければいいの?~
検診は市町村で行うものと医療機関で行うものがあります。
市町村では無料または少額の負担ですが、
年齢や受けられる期間が決まっていて、
リスクが高くても受けられないことがあります。
また 、医療機関の検診は費用はかかりますが、
ご自分で日程や検査の種類を決めることが出来ます。
それぞれのメリット、デメリットを確認して、
まずは受けることが大切です!!
いつまでも、元気に自分のことは自分で出来て輝くために、
是非、ご自分の身体の声を聴く時間を作ってくださいね♪
R-doorオンラインサロンでは、
コラムニストやメンバーの皆さんとの
交流が出来ます。
【プロフィール】
いとうかおるこ
女性のための整形外科かおるこHappyクリニック院長
(2021年7月帝国ホテル本館4階に開業予定)
大学病院の骨粗しょう症外来で年間1000人以上の患者さまを診察して、
閉経前からの予防の重要性に気づき、
「いつまでも背筋を伸ばしてハイヒール」をモットーに
骨活(ほねかつ)をお伝えしています。
クリニックのホームページはこちらから
https://kaoruko-happyclinic.com