台湾流!秋分の日の過ごし方で運気向上!
OVAN MEDIAの皆様
大家好!(ダージャーハオ)
日本在住、台湾出身。
日本と台湾の文化をつなぐ水藤 家如 (Suito Jaru)です。
秋分の日というと、日本のみなさんは何を浮かべますか?
お月様を愛でたり、お団子を食べたり、ススキを飾ったり。
なんだか分からないけど、とにかく祝日!笑
そんなイメージでしょうか?
季節の節目を祝日とするのは台湾も日本と同じです。
今年の台湾の中秋節は9月10日(土)
旧暦の8/15にあたる日になります。
ちなみに日本ではその年の太陽が秋分点を通過する日で定められているので、今年は9月23日です。
日本に比べて数少ない台湾の祝日は、特別番組がテレビで放映されるなど、とても伝統的な祝い事でもあります。
今回は、台湾の秋分の日『中秋節』をご紹介します♡
台湾で有名なおすすめスイーツなんかも紹介するので必見です!
◇中秋節の由来
中秋節は、家族や親戚が集まり、名月を愛でながら一家の幸せを願う日です。
由来は、『嫦娥奔月』という神話があり、嫦娥が夫である后羿の不老不死の薬を飲み、仙女になって月へ上ったというお話です。
これには諸説ありますが、私が一番納得いく説は、「不老不死の薬を狙う者と対峙し、この者に不老不死の薬をやってはならぬと考えた嫦娥が不老不死の薬を飲み、月へ行ってしまう。
これを悲しんだ后羿が嫦娥の愛した庭で、香をたむけ、彼女の好物をお供えし、月を見ながら妻のことを思った」というお話です。
切ないけれど、月を見て大切な人を想うお話はロマンチックですね。
日本の竹取物語(かぐや姫)と、似ているところもあります。
◇中秋節に食べるお菓子といえば…
日本と同じ、月餅が有名ですね。
台湾ではこの時期になると有名な中華菓子屋さんはとても大忙しです。
長蛇の列ができて毎年テレビのニュースに取り上げられるほど凄いんです。
◇中秋節限定スイーツを手に入れましょう!
台湾の月餅は種類が豊富。
中秋節にちなんだ限定商品があるんです。
お気に入りの月餅を探してみるのはいかがでしょう?
・行列覚悟の老舗「佳德」
ここは、この時期とっても並ぶけど並ぶ価値があるくらい本当におススメ!
日本人は並ぶのが好きだというけど、台湾だって負けてません笑
美味しさはこの行列が物語ってますね。
ここのパイナップルケーキもお気に入りです♡
・台湾スターバックス限定の月餅
とーってもお洒落で可愛い毎年中秋節セット。
うさぎのモチーフの限定BOXにコースターや人気のお菓子が沢山入ってますね。
台湾のお土産としてもこの時期おススメのアソートです♡
・ミスタードーナッツ限定月餅
日本でもおなじみのポンデリングが月餅バージョンでとっても可愛いですね。
値段も手ごろで、小さいお子さんには毎年人気の月餅です。
・蛋黃酥 オシャレなカフェで食べられる♡
蛋黃酥 タンファンスー(卵の黄身入りパイ)は、台湾式月餅。
パイ生地で卵の黄身を包んだ甘じょっぱいスイーツ。
実はこのお店にはまだ行ったことがありません…が、台湾で人気のカフェです。
カフェ好きの台湾人が自信を持って紹介するカフェです♡
・小月餅 「犁記」
ここはパイナップルケーキもとっても人気です!
でも、本命は緑豆小月餅。他の小月餅とは一味違う、地元の人が愛するスイーツです。
・お米の中秋節セット?!
日本ではあまり有名ではないかもしれないけれど、台湾でもお米が作られています。
台湾の台東「池上」の多力米の中秋節セットはチャンピオン米が入っています♡
ちょっとした贈り物なら絶対困らないですね♡
・日台友好月餅の限定セット!
「JR東日本大飯店台北(ホテルメトロポリタン プレミア 台北)」では、平和・友情・健康・繁栄の象徴である「錦鯉」をモチーフにデザインされていて、同時に日本と台湾の友好と新型コロナウィルス退散の願いを込めているんだそうです♡
◇台湾の中秋節はバーベキュー
実は、私がまだ日本に来る前までは、バーベキューで中秋節を祝うなんて聞いた事が無かったのですが、今ではこの時期になるとスーパーではバーベキューの食材が沢山なら部そうですよ。
家族や親せきが集まって、みんなでお祝いするにはバーベキューはピッタリですよね。(お母さんも料理の手間が省けます笑)
◇旬の「柚子(文旦)」は季節のパワーフード!
「柚」の発音が「佑」と同じなので縁起がいいとされているんです。
「佑」には家族の無事を祈る意味です。
また、「有子」という音にも似ていることから、子どもが生まれますようにという意味もあります。
日本のブンタンともとも見た目も味も違います。
味は、夏みかんやハッサク、あるいはグレープフルーツと比べると甘みや酸味がマイルドで、果肉がジューシーなのが大きな特徴です。
みずみずしく、味も強烈な刺激もないのでとても食べやすいですよ。
これも中秋節の贈り物では定番です。
台湾では大きな文旦の皮をナイフで刻んで有効活用します。
帽子のように被って遊んだり、形作って乾燥後小物入れにしたり、冷蔵庫の消臭剤にもなるんです。
◇中秋節の金門のイベント「金門中秋博状元餅」
「金門中秋博状元餅」とは、サイコロで月餅を賭けた占いのようなもの。
その月餅には名前がついていて「科挙」の階級名(状元、榜眼、探花、進士、舉人、秀才)になっています。
これは、金門の土地は貧しく、昔から多くの人が生活の安定の為に科挙試験を受ける人が多かったからです。
科挙は旧中国に行われた官吏登用のための資格試験。
当時の国家試験とか、公務員みたいなお仕事ですね。
サイコロの目によって、どの階級に合格するか、つまりどの月餅がもらえるか階級によって吉凶が決まります。
しかも、それがその年科挙に合格するのか(勉強運)を予知し、未来1年間の運勢も占っていたそうです。
台湾の中秋節の過ごし方、日本と全く違いますね。
みなさんも、台湾流中秋節を味わってみてはいかがでしょう?
この季節に台湾に行く機会があれば、是非限定の月餅も食べてみてくださいね♡
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≪プロフィール≫
日本在住、台湾台北生まれ、台湾育ち
元米系航空会社の地上職員&社内教育のインストラクターとして約27年間半勤め、
2020年8月に退職。同年、MBA(経営学修士)取得を機に起業を決意。
2022年から【茶一福】さ、いっぷく!
日本人の方々に台灣茶、台灣の方々に日本テーブル茶道を、お茶を楽しみながら、言葉や文化についてのサロンです。
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