初対面で心を掴むためのポイント
今回のテーマは、
〜初対面で心を掴むためのポイント〜
第一印象というのは、のちのちまで変わりにくいものですよね。
一度、上品な印象を受けたら、
その方が目の前で転びそうになって、たとえヒールが脱げても、
品格を感じるものです笑。
一方、なんだか雑な印象を受けていたら、
「あぁ、やっぱりおっちょこちょいなのね。」
などと思ってしまうかもしれません。
ハロー効果
と呼ぶのですが、
良い印象やそうでない印象は、
その他の部分にも派生して、
その方のイメージそのものとなる。。。
であれば、
第一印象でガッチリ心を掴めれば、こっちのもの♪です 笑。
「話し方」を格段に良くするには、
『心・技・体』の三分野を磨く必要があります。
ですが、第一印象で最も重要なポイントは
『体』の部分!
ズバリ、第一印象を格段に良くするポイントは、、、
【持久力のある笑顔】
です。
その理由は、2つ、あります。
1つ目の理由は、見た目の印象。
3Vの法則とも言われる「メラビアンの法則」ご存知の方も多いかと思います。
人のコミュニケーションにおいて伝わるのは、
Visual(視覚)55%
Vocal(聴覚)38%
Verbal(言葉)7% の割合。
アルバート・メラビアンというアメリカの心理学者が提唱している法則です。
だからこそ、
見た目から伝わる表情、明るさや前向きさといった雰囲気、
振る舞いや物腰、そして話し方や声のトーンが大切なのです。
そう、話す内容よりも断然・・・
いいえ、見た目の印象の悪さは、話の価値まで下げかねません!
「笑顔が大切だなんて、知っているわよ〜!」
とお思いの方も多いかもいらっしゃる?
日本語って、口をあまり開けず、
表情筋を活発に使わずとも話すことができる言語です。
その上、このコロナ禍において、
マスク生活を強いられて半年以上。
マスクの下で表情筋は固まり、衰えてはいませんでしょうか??
瞬発力のある笑顔は作れても…
口角をあげたまま話す筋力に、自信はおありでしょうか??
そして、
2つ目の理由は「ええ声」になること。
笑顔を話す時も持続させることで、
「響くええ声、ベストボイス」を作り出せます。
ベストボイスは硬口蓋(口腔の上壁の前のほう)
つまり、口の天井を高くして声を共鳴させて出します。
笑顔で話すと、口の中に空間ができ、
声は響きやすくなるのです!
第一印象には、「第一声」も大きく作用します。
心地よいトーンのベストボイスで、
自信を持って発する第一声。
3Vの法則のVocal分野、38%を制したことになりますよね^^
ぜひご自身のベストボイスを探して、大きな声でしっかりと話してみてください♪
最後は、
私が本番前にこっそりとやっている、
【表情筋トレーニング】
です。
1.口角をキュッと持ち上げる
2.頬を真顔の状態よりも3センチあげたところで止める
3.目を見開いて、眼輪筋(目の周りの筋肉)に力を入れる
1〜3を意識して、笑顔を作る。
次に、
大きく口を開けて、あ・い・う・え・お を声に出す。
その口の開き方で、「いういう体操」(い・う・い・う)を繰り返す。
同じく、「いうあ体操」(い・う・あ)を繰り返す。
緊張する時にも、自然な笑顔を出すストレッチになります。
朝から話す機会がある時など、
是非、歯磨きをする際に、鏡の前でなさってみてください^^
皆さま、日ごとに寒くなり、
空気も乾燥してきております。
加湿をしっかりして喉を守り、
どうぞお健やかにお過ごしくださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました^^
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《プロフィール》
藤本 えり
フリーアナウンサーであり、傾聴コミュニケーションのインストラクター滋賀県出身。
神戸の大学に進学後、ANAの地上職として関西国際空港に勤務。
グランドスタッフ、秘書業務を経て、結婚・出産後、フリーアナウンサーの道へ。
関西では、太閤園などホテルでのディナーショーを中心に活躍。
同時にビジネスマナーや接遇の講師として専門学校や大学で接遇の講義も行う。
2012年住み慣れた芦屋・甲陽園から横浜へ転居し、活動の場を関東へと移す。
以降、官公庁や外資系企業、医療系メーカーを中心とした講演会やシンポジウムの司会に抜擢され、
新型ウィルス感染拡大までは、300名から1000名規模での表司会を経験。
現在はWEBシンポジウムの司会を中心に、年間100件余りの受注を受ける。
自身の司会案件のほか、航空業界での人脈を生かし、キャスティング業務も請け負う。
講師としては、専門学校にてマナーの検定講師のほか、傾聴コミュニケーション協会のインストラクターとして、「聴く」ことを土台としたコミュニケーションの重要性をお伝えしている。