40代になったら骨密度検査を受けませんか?

みなさん、こんばんは
整形外科、背骨の専門医のいとうかおるこです。



女性のヘルスケアについてコラムをお届けしています。

井川真弓さんのコラムで教えて頂いたWAKAOのピンク傘を注文したので、
梅雨もワクワク気分で過ごせそうです。


この時期は首や腰の痛みで病院に来られる方が多いです。

気圧変化や湿度が影響していますね。


対処法として、お風呂にゆっくりはいったり、
つま先たちで思い切り上に伸びて、
胸に酸素をいれると肋骨がグイーンと開いてスッキリしますよ♪


あとは、
アロマで気分転換も良いですね✨

私はこの時期、
レモンマートルやスイートオレンジなどの柑橘系が大好きです。



そして、自分の心と体に向き合う時間を意識的にとると、
自律神経のバランスがとれて元気いっぱいになります。




さて、本日お伝えしたいことは、
『40歳になったら骨密度検査を受けませんか?』
です。



骨粗しょう症っておばあちゃんの病気でしょ!!



いえいえ、
50歳以降の4人に1人は
若い女性の7割以下に骨がスカスカになっており、

骨粗しょう症と言われています。


私は大学病院で骨粗しょう症の専門外来を担当し、
年間1000人以上の患者さまにお会いします。


いらっしゃる患者さまは2通り。

1: 背骨が折れて曲がって、背中や腰が痛い方
2: 骨粗しょう症検診を受けて、骨密度検査の数値が低かった方

骨がスカスカになっても自覚症状がないので、
痛みや曲がってから気づくことが多いです。



私は治療する側として、
曲がった背骨は直すことが出来ないのですが、

これ以上の骨がもろくならないようにする事は可能です。

日頃、患者さまから
「背骨が曲がっているからスカーフで隠してるの」
「骨折して寝たきりになって家族に迷惑をかけたくないの」
とのお声を聴いて、

予防の大切さを世の中にお伝えすることが使命と感じ、
コラムでお伝えさせて頂いています。


女性は思春期、妊娠・出産・授乳期、更年期とホルモンが変化します。

女性ホルモンは骨を保つための働きがあるので、
閉経後は2,3年で急激に骨がもろくなると言われています。

そこで、
40歳になったら骨密度検査を受けて
現在の骨の状況を知ることをおすすめします。



また、あまり知られていないのですが、
産後の授乳期もホルモンの急激な変化により、
骨粗しょう症になって背骨が折れて潰れる圧迫骨折になることがあります。

妊娠中や産後は骨盤がホルモンの影響で出産に向けて緩むので腰痛が起きやすく、
詳しく検査しないことが多いのです。


また、授乳期の骨折はMRIをとらないとわからないので、
数件クリニックを行ったのにわからなくて辛い思いをされた患者さまもいました。

知っていれば防ぐことができるので、
是非お知り合いにそのような方がいらっしゃったら、
そっとお伝え頂けると嬉しいです。

骨密度の検査は自治体や整形外科のクリニックで受けることが出来ますよ。
来月は骨活(ほねかつ)についてお届けしますお楽しみに。




R-doorオンラインサロンでは、
コラムニストやメンバーの皆さんとの
交流が出来ます。




【プロフィール】
いとうかおるこ
女性のための整形外科かおるこHappyクリニック院長
(2021年7月帝国ホテル本館4階に開業予定)
大学病院の骨粗しょう症外来で年間1000人以上の患者さまを診察して、
閉経前から予防の重要性に気づき、
「いつまでも背筋を伸ばしてハイヒール」をモットーに
食事や運動、メンタルを3本柱に骨活(ほねかつ)をお伝えしています。


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