結婚式・ベイビーシャワー・子供の誕生日などインド式パーティ

こんにちは!空間ビジュアルデザイナー村井友起子です。

今回の海外コラムは
結婚式・ベイビーシャワー・子供の誕生日など
「インド式パーティ」についてお伝えします。ㅤ

その前に・・・


私事ですが独身時代は
デザイン設計事務所で
住宅デザインの仕事をしていました。


インド→アメリカ→帰国してからは
パーティープランナー、アイシングクッキー講師。


今は空間ビジュアルデザイナーという肩書きで
zoomやYouTubeなど、
オンライン背景インテリアでの
ブランディングサポートをしていますが

パーティープランナーになりたいと思ったきっかけは、
実はインドでのパーティーでした。

(もっと遡れば、幼少期に母がしてくれたお誕生日会なのですが)


インド駐在中、
そういえば日本にテーブルコーディネートではない
もっと敷居の低いパーティー文化ってないなぁ、、、

出張してパーティーを提供するってないかなーと
思って海外生活を続けているうちに、
パーティー関係の協会が、
日本でも次々とできたんですよね。

今でこそ、仕事としては提供していませんが
「空間を創る」「空間を魅せる」という意味ではずっと、
住宅デザイン業の頃から変わっていないのです。

私は2カ国、
しかもニューデリーとニューヨークしか
わかりませんがその2ヶ所の当時のパーティーの違いを
お伝えしたいと思います!



インドの前にまずは、

パーティー王国

【アメリカ】

・パーティーグッズのお店が充実しているので何でも揃う

・パーティグッズのショップには、
キャラクター別、カラー別、ブライダル、などのコーナーが分かれていて、
年齢別のところは20、30、40、、、、99まである!

・超巨大設備でスポーツパーティーなども多い
(小規模でも、ボウリングパーティ、アイススケートパーティなど)

・子供の誕生日は、お母さんがテーマを決めて、
ケーキの手配や飾り付けなどをすることもある

・家でやる人も多い
(NY郊外だとかなりの家の規模なので、
グラウンドくらいの大きさのバックヤードに、
クラス全員集まったりもできる)

・私も、帰国直前に次男の3歳のバースデーパーティーを
自宅バックヤードで企画。

今思えば完成度は低いけど、
皆が楽しんでくれた思い出のパーティー。


【インド】
ニューデリー

・お金のあるなしに関わらずパーティー好き

・結婚式は3日間どんちゃん騒ぎ初日、
20時から始まるという案内でいったら、
結果22時からスタートというインド時間。
眠い。

・子供の誕生日の時に施設貸切という金持ち層。
ホテルのプールサイドに移動遊園地よんだり・・・。
ニューボーンパーティーを企画する祖父母もいる。
アルマーニのおくるみに包まれた赤ちゃんを
100人規模でお祝いしている投稿を見てびっくり。

・移動遊園地、象を呼ぶ、などは結構普通。
Facebookに、「今日象を呼びました🐘
乗りたい人はりんご🍎かバナナ🍌を持って集合!」という
投稿をしたことがあるインド駐在経験者多数。(私も)

・全てにおいて分業制。
お母さんが動くのではなく、
パーティプランナーが企画して、
風船を膨らましたり実際の作業は別の人で、
ナニー(シッター)や施設のスタッフが子供の相手をする。
お母さんはエレガントな格好で たまに遊ぶけどほぼ見てるだけ・・・が多い。

・パーティーには、
「バルーンアート」
「フェイスペイント」
「メヘンディ(ヘナアート)」
「わたあめ」などの業者を呼ぶ。

・パーティーグッズを売っているお店は
2014年くらいから少しずつ増えてきたが
輸入物が多く、高め。

欲しいものが手に入らないことも多く、
私は、文房具屋さんなどで紙や素材を購入して手作りしていた。
私の「なければ作ればいい」精神はここからきたと思います。

長男が5歳のバースデーパーティ準備中






ーーーーーーーーー

今でこそ日本でもスタンダードになってきている
「ベイビーシャワー」ですが
インドでは2011年ごろにはすでにその文化はあって、
レストランを貸切で、
100人ゲストくらいの規模で派手に開催している
お金持ちもいました。

ピニャータ(日本でいうくすだま)を知ったのもインド。

一個4000円くらいして、
その箱の中にお菓子を詰めて子供たちが叩き割る、、、、
もったいない、という庶民精神が発動して
「ピニャータを作る」ということをし出したのはこの頃。

去年は、ピニャータを作るオンラインワークショップを開催しました笑


【私が実際にインドで開催した長男5歳の誕生日パーティー】

・長男5歳の時の誕生日パーティを計画中
インドのパーティープランナーと3社面談をした。

3社目はとってもセンスが良かったが
「最低で30万ルピー(60万円くらい)」だった。。

→結果的に、会場はそのコロニーに住む人たちが使えるところで、
スポーツジム、グラウンド、公園、外のスペースがあり、
そのスペースで開催。ゲスト40人分のケータリングを準備してもらった。

ノンベジタリアンとベジタリアン両方のメニューを準備する必要がある。

・アクティビティは、ボディ・フェイスペイント、
バルーンアートをよんだバウンサー
(空気を入れる滑り台)、
私が個人的に子供たちのアクティビティー
(女の子用の、ティアラを作るクラフトや塗り絵など)と、
バースデーケーキを準備。

卵40個くらい使ったのでは・・・。

インドにはカースト制度が根強く残り
そのカーストによって、
どこでどうお祝いするかはかなり違いますが
それでも、パーティー好き💗
ダンス好き💗(本当に踊ってる人多い)、
お祝い好き💗なのはカースト関係なしなのです。

そして、「無邪気」この言葉がぴったり。


大人も子供も、本気で遊ぶ!!
本気でお祝いする!!!


それは「大人だから、、、」
「はずかしいから、、、」
「子供だけで、、、」

そんな気持ちになりがちな、
大人しい日本人(私。)にとっては
ある意味ものすごく羨ましくもあり、
学びの多い文化でした。

インドで初めて友達を巻き込んで企画したママ友のための「サプライズベイビーシャワー」何もかも手作り(デコレーションもケーキも)の思い出深いパーティー




▼過去のコラムはこちら

https://rdoor-official.com/category/overseascolumn/india-murai/

R-doorオンラインサロンでは、
コラムニストやメンバーの皆さんとの
交流が出来ます。


【プロフィール】
空間ビジュアルデザイナー村井友起子


長男が1歳になった2011年3月にインドへ。
インド(ニューデリー)4年半とアメリカ(ニューヨーク)で2年子育て。
コラムでは、インドのことを発信。ネタ満載の日常生活だが、
慣れてしまえば象が道路を歩いていることも
「普通」になる摩訶不思議INDIAについてお伝えします!

ホームページhttps://hplus-visualdesign.com