自宅で産後ケアが当たり前!
みなさま、こんにちは!
保育士&ベビーシッターとして、
頑張るママとベビーのお手伝いをしています、
やまさきみかこです。
日本は紅葉シーズンもそろそろ終わりに近づいてきましたね。
今年は暖かく秋晴れの日が多かったように感じます^^
明日以降、急激に冷え込む予報となっており、
いよいよ本格的な冬がやってくる気配がしています。
体調管理に気をつけたいですね。
さて、今回はオランダ出産シリーズの最終回
『オランダでの産後ケア』についてお話したいと思います。
出産を終え、オランダでは産後数時間で退院が通常だと聞いていた中、
予想外の病院に一泊という経験をすることになった私でしたが、
何とか翌日に退院し、無事自宅へ帰ることができました。
オランダでは産後のお母さんと赤ちゃんのケアには、
『クラームゾルフ』という産褥ヘルパーの方が自宅でケアをしてくれる制度があります。
この制度では産後のサービスを基本48時間〜最大90時間受けることができます。
48時間の使い方も自由に選ぶことができ、
一日8時間×6日でも良いし、初日は5時間だけなど相談して決めることが出来ました。
ケアの内容も、お母さんと赤ちゃんのケアだけでなく、
掃除や食事作りなどの家事、上の子の学校の送迎、買い物などもお願いできます。
![](https://rdoor-official.com/wp-content/uploads/2022/12/317381090_878244909840379_3616489207490156054_n.jpg)
クラームゾルフの制度以外にも、
日本のように病院に入院して産後ケアを受けるという方法も選ぶことができますよ。
ちなみに、オランダでは妊娠出産にかかる費用は全て保険で対応されるので、
このクラームゾルフも病院に入院する場合も全て保険対応で無料で受けることができます。
私は英語もオランダ語も話せないので、
迷わず日本人のクラームゾルフへお願いするという選択をしました!!
当時、オランダでしかも私が住んでいたロッテルダムには
日本人のクラームゾルフの方は1人だけしかおられず、
妊娠がわかった時点で即連絡し、予約をとりました。
私のように自分自身で直接予約をする方法もありますが、
妊婦健診時に助産師さんへ相談すれば、紹介もしてくれます。
私がお願いした方は、助産師、看護師、保健師の資格をお持ちの方で、
オランダ在住歴20年以上という、とても頼れる心強い方でした!
![](https://rdoor-official.com/wp-content/uploads/2022/12/316254566_878247499840120_2153718478475404120_n-1024x768.jpg)
産後の骨盤矯正整体も別料金でしたが、お願いすることもできました。
また、クラームゾルフのケアとは別に、助産師さん、保健師さんの訪問もあります。
私がお願いしたクラームゾルフさんは助産師や看護師の資格をお持ちでしたが、
クラームゾルフにはこれらの資格が必須ではないため
専門的なケアは助産師さんと保健師さんが担当という形です。
私の場合は、退院当日と3日後に助産師さんが自宅に来て、
母体の状況を診察されました。
その際の診察内容によって、
クラームゾルフの期間の延長が必要な場合は指示をされます。
(私の場合は娘が小さかったこと、少し黄疸が出ていたこともあり期間が延びました。)
保健師さんは産後1週間くらいに来られ、赤ちゃんの様子を確認したり、
ママの産後うつなど辛いことがないかなど、メンタル面のヒアリング、
1ヶ月健診の案内などがありました。
![](https://rdoor-official.com/wp-content/uploads/2022/12/24129919_s.jpg)
クラームゾルフ、助産師、保健師、というさまざまな専門家の方々の手厚いケアがあるお陰で、
自宅での産後期間を不安なく快適に過ごすことができました。
私は上の子がいたので、この自宅での産後ケアは本当にありがたかったです。
(言葉も苦手だったのでなおさら、、、笑)
日本も是非とも取り入れてくれると嬉しい制度だなぁと思いました!
あとこれもびっくりしたことでしたが、
オランダでは出生届は誕生から3日以内に提出しなければいけないんです!
しかも、日本の役所のように当日窓口で受付番号を取って待っていれば受け付けてもらえる、、
というわけではないんです!
役所の予約を取ってから窓口に行かないと、対応してもらえません…
3日なんてあっという間に過ぎてしまうので、我が家は生まれる前に名前を決めていましたが
それでも日本に比べるとかなりバタバタしました~
日本への出生届提出のために必要な書類もこの時に申請し
その書類を持って在オランダ日本大使館へ3ヶ月以内に申請に行きます。
それから約1ヶ月後にやっと日本の戸籍に載る、という形でした。
そうして無事に我が家の戸籍に入った長女。
彼女の戸籍には、出生国『オランダ王国』という、なんともすごい文字が並んでいますよ 笑
ということで、今回は数回にわたってお伝えしてきた
オランダでの妊娠出産シリーズ最終回でした!
本当はこのコラムでは書ききれていないハプニングがまだまだあったのですが 笑
海外生活のエピソードというよりも、私自身のエピソードになるので、
別の機会にまたどこかでお伝えできればなぁと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
OVAN MEDIAオンラインサロンでは、
コラムニストやメンバーの皆さんとの
交流が出来ます。
![](https://rdoor-official.com/wp-content/uploads/2020/10/%E5%8F%82%E5%8A%A0%E3%81%99%E3%82%8B%EF%BC%88%E7%84%A1%E6%96%99%EF%BC%89-4.jpg)
〈プロフィール〉
ベビーシッター、保育士
小6長男、小3長女、年中次女、同い年のthe九州男児夫との5人家族
夫の仕事の都合で、2011年11月〜約4年間
オランダのロッテルダムで過ごす。
現地で長女の妊娠、出産も経験。
英語もオランダ語も話せない中で
日本との様々な違いに苦労や失敗話も多々、、、
そんな数々の経験から、日本ではあまり知られていないオランダの魅力をママ目線で私らしく、お伝えできればと思います。
▶︎コラム一覧
https://rdoor-official.com/overseascolumn/olanda-yamasaki/
![](https://rdoor-official.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_3971.jpg)