オランダのサンタクロースは、船に乗ってやってくる?!
みなさま、こんにちは!保育士&ベビーシッターとして、
頑張るママとベビーのお手伝いをしています、やまさきみかこです。
すっかり秋から冬の移り変わりを感じますね。
寒い日が増えてきましたが、
みなさま体調は崩されておられませんか?
さて、オランダコラム4回目の本日は、
クリスマスシーズンのお話
オランダ版サンタクロースについて
お伝えさせていただきます
オランダには、クリスマスの前にサンタクロースではなく、
『シンタクラース』がやってきます。
むしろこちらのシンタさんの方が
オランダではメインと言えるほどです!
シンタクラース(Sinterklaas)または
シント=ニコーラース( Sint-Nicolaas)は
オランダの神話的存在である。
クリスマスの象徴であるサンタクロースは
主にシンタクラースを原形にしている。
(Wikipediaより)と言われているんですよ!
シンタさんは、赤い三角帽子に、
長ーい白いお髭が生えたおじいさんで、
ズワルトピートいう、
顔を黒く塗ったピエロ風のお供を二人連れています。
このピート、顔が本当に真っ黒で
目だけがぎょろっとしている風貌なので、
初めて見た時は少し驚きました。
ズワルトピートはスペインから来たムーア人だから
顔が黒いのだといわれていますが、
今では煙突をくぐってススが付いたからという
説明のほうが好まれています。
(ズワルトピートの外見が人種差別だと
受け止められることがありますが、
オランダ人はほとんどが差別的な
関連があるとは考えていません。)
そしてこのシンタさんは、
スペインから『船』に乗ってやってくるんです!
サンタさんはトナカイが引くソリに乗ってくるので、
これだけでも全然違いますよね^^
うちの息子も、当時、現地小学校に通っていたのですが、
ズワルトピートのお面を作り、
ピートになって近くの川にシンタさんを迎えに行きました。
すると、シンタさんがボート(正確には水上タクシー)に乗って、
ブーンとやって来るんです笑
シンタさんが上陸すると
お供のピートは子どもたちにお菓子を配ってくれます。
このお菓子も、この時期になるとお店でよく見かける
ジンジャーやシナモン味のクッキーやビスケットなんですが、
それを袋から出してそのまま手のひらに乗せてくれます笑
(今のコロナの時期は配布してなさそうですね)
そしてシンタクラースは、
12月5日の夜にプレゼントを配りにやってくると言われています
子どもたちは寝る前に、自分の靴に、
馬のためのにんじんと水を置いておきます。
(船から陸に上がると馬で移動するので)
ここも『靴下』ではなく、
『靴』というところがサンタさんと違う点です。
そして、なんと!
シンタさんは良い子にはプレゼントをくれますが、
悪い子はスペインへ連れて行ってしまうと言われているんです!
ちょっと怖いですよね、、(^_^;)
子どもたちはいろんな意味で
ドキドキする日になっています笑
オランダの子どもたちは、
シンタさんとサンタさんと、
2つプレゼントがもらえていいなぁ
と言う声が聞こえてきそうですが、
残念ながらプレゼントはシンタさんのみで、
クリスマスの時にはプレゼントはないそうです。
この時期の街中にはシンタクラースと
ピートの装飾がたくさんあり、
ショッピングモールなどに
シンタさんとピートがやってくるということもよくあります。
オランダの人の方々が
シンタクラースの伝統にとても誇りを持っていることが伝わる
大きなイベントでした
ということで、今回は遠い国オランダのサンタの起源、
【シンタクラース】についてお伝えさせていただきました!
もし良かったら、
今年のクリスマスにはサンタさんの話に加え
『オランダっていう国にはね、シンタさんっていうのがね、、、』と
子どもたちにお話ししていただければ嬉しいです♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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〈プロフィール〉やまさき みかこ
ベビーシッター、保育士小5長男、小2長女、年少次女、
同い年のthe九州男児夫との5人家族夫の仕事の都合で、
2011年11月〜約4年間オランダのロッテルダムで過ごす。
現地で長女の妊娠、出産も経験。
英語もオランダ語も話せない中で
日本との様々な違いに苦労や失敗話も多々、、、
そんな数々の経験から、
日本ではあまり知られていないオランダの魅力を
ママ目線で私らしく、お伝えできればと思います。
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