フェムテック

こんにちは。

エシカルコンシェルジュの稲垣可夜子です。


毎月第4週金曜日、
エシカルやSDGsについてのコラムをお届けしています。

今月と来月は、
ジェンダーに関するものをテーマにしたいと思います。

SDGsでは5番目に、

、「5 ジェンダー平等を 実現しよう è」というテキストの画像のようです



ジェンダー平等を実現しよう 

というゴールが書かれ、



「ジェンダーの平等を達成し、
すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」


というテーマをもとに9個のターゲット
(具体的な取り組み)があります。

、「3 すべての人に 健康と福祉を -W ~~」というテキストの画像のようです


ジェンダーってなに?
エンパワーメントって?

と思われる方もいるかもしれません。


そして、ミセスのコミュニティなので
ここに関心がある方も多いと思います。


R-doorコラムでこそ取り上げるべき項目
と思っているのですが、

その解説は、次の機会にとっておくことにして…。

今月は私が今、最も関心を寄せていることであり、

世界中の国や企業、
もちろん日本でも注目されている

『フェムテック』についてお話したいと思います。



1.フェムテックとは?

この言葉を聞いたこと、または見たことがあるでしょうか?

日本でフェムテックが広まり始めたのは2020年。

昨年は日本のフェムテック元年とも呼ばれ、
多くの企業がこのフェムテックという分野に参入しています。

つい先日、あのユニクロもフェムテック参入を発表しましたね。
ニュースを見た方もいらっしゃるのではないでしょうか。



フェムテックという概念と言葉を生み出したのは
女性の生理周期管理アプリ「Clue(クルー)」の創設者
CEOデンマーク出身の女性起業家イダ・ティン氏です。


フェムテックとは、
Female(女性)× Technology(テクノロジー)

をかけ合わせた造語で、

生物学的女性ならではの健康の課題を
テクノロジーで解決するサービスや製品のこと。

フェムテック専門のオンラインストア
 fermata storeを運営するfermata※1

によると海外のマーケットマップでは、
フェムテックは7つのジャンルにわけられるようです。


①月経吸水ショーツ、月経カップ。
先に上げたClueというアプリのような月経周期管理アプリなど。

②不妊・妊活妊娠可能日を測定するデバイスや、
陣痛トラッカー、サプリメントなど。

③ウェルネス(女性特有の疾患)疾患検査キット、
ウェアラブル搾乳器、デリケートゾーンケア商品など。

④セクシャルウェルネスセルフプレジャー商品、
性交通軽減アイテムなど。

⑤メンタルヘルスカウンセラーとのマッチングサービス、
オンライン相談など。

⑥妊娠・産後骨盤底筋トレーニング商品、
漢方、サプリなど。

⑦更年期不調に関するオンライン相談サービス、
体の内側から活性化させる商品、漢方、サプリメントなど。


すでにもう利用している商品やサービスがありますか?

1人以上、立っている人の画像のようです


2.フェムテックが広まる理由

これまで男性の視点中心に作られた社会の中で、
多くの健康課題を抱えながらも女性たちは頑張ってきました。

異性には、時に同性でも理解されにくい個々人の生理の事情。

仕事に復帰できなくなるほどの産後うつ。

更年期を迎えたことで失われるリーダーシップ。

2018年に日本医療製作機構が行った調査では、
約半数の女性が生理や更年期で仕事のパフォーマンス
が半分以下になると回答しています。

経済産業省の2018年の「働く女性の健康推進に関する実態調査」
によると女性の52%が特有の健康課題や症状により
勤務先で困った経験があり、
これらによる労働損失は5000億円近くになるそうです。

女性のライフイベントと仕事の両立を支え、
女性特有の健康課題を解決することが、
社会にとって必要不可欠なのです。

女性が抱える健康課題は、
もう個人の悩みではなく、
社会課題です。

働くことや、社会貢献を果たすこと、
自分らしく生きることを諦めたり、

犠牲にすることなく女性ひとりひとりが
健康でいきいきとその人のもつ能力や才能
を発揮できる社会は女性だけでなく
すべての人にとって価値的であるはずです。

3.より身近に。もっと気軽に。

同じ女性同士でも自分の健康の悩みを打ち明けにくい。
と感じている人は少なくないようです。

表沙汰になりにくく、だからこそ共有もされにくい。

でも実は同じ悩みを抱えていたり、
思わぬところに経験者や助けてくれる存在
があったりもするものです。


自分の悩みをあけすけに話そう!
というのではありません。

ただもう少し、女性ならではの悩みが相談したり、
話しやすい環境や社会になったのなら、と思うのです。

フェムテックという分野を通して、
性別や年齢などの垣根を越えて誰もが生きやすく、
幸福な人生を選び歩む社会づくりがみんなでできれば、
と切に願います。


2021年10月7日には
【フェムテックケアジャパン2021/フェムケアジャパン2021】
が表参道で開催されます。

今後もこういったフェムテック関連のイベント
は増えていくと予想されますので
実際に足を運んでみるのもおすすめです。

親子で、姉妹で、友人で。
もちろんひとりでも。

また2021年9月1日から2022年1月4日まで、
表参道ヒルズにセレクトショップ「IZA(イザ)」
のポップアップストアが期間限定出店されますが、
こちらの会場にもフェムテックアイテムのブース
が設けられるようです。

実際の店舗はちょっと勇気がいる・・・
という人はフェムテック専門オンラインストア

「フェルマータストア」をのぞいてみるといいかもしれません。


自分で自分の身体を知る。※2

興味関心を持つ。

身体に関する問題や悩みを恥ずかしいと思わずに1人で悩まない。

気になる商品やいいなと思った企業を応援する。
それもまた女性の健康課題、
そして社会課題の解決につながるのではないでしょうか。





※1 フェルマータストア
https://hellofermata.com

※2 女性の身体について正しい知識をえることも大切。
日本フェムテック協会のフェムテック検定でフェムテラシーを高める。
https://j-femtech.com/femcare-l/certificate/l3/cityliving


R-doorオンラインサロンでは、
コラムニストやメンバーの皆さんとの
交流が出来ます。


■プロフィール■稲垣 可夜子
エシカルコンシェルジュ。千葉県出身。
SDGs未来都市川崎市在住。

これまでの経験や体験、
自身と家族のアレルギー疾患や闘病などを通して
人と社会と地球環境の健康はイコールであると気づく。

「何かの犠牲の上に自分の幸福を築かない」
ためにSDGs、エシカルを学ぶ。

SDGsやエシカルに関する活動や講師を務める。
全国の個人サロンオーナーを対象としたエシカル教育
とエシカルロン作りのサポートを行う
オンラインサロン・エシカルサロンチャレンジ(ESC)を運営。

ESC認定サロンを全国に増やし、
エシカルサロンがあたりまえの社会づくりを目指す。

■これまでのコラム一覧
https://rdoor-official.com/category/column/inagakikayoko/