昔より食べられなくなったなぁ、と感じた時に。

R-doorの皆さま
管理栄養士・調理師のまえだともこです。⁡⁡



年末年始、いかがお過ごしでしたか?
久しぶりに会えた人と楽しく会食、
何年ぶりかに実家で集まって夕食、
なんてこともあったかな?と思います。



⁡⁡いつもは食べない物、食べない量、食べない時間など、
リズムは変わってしまいますよね。



⁡⁡そして年々、「美味しい!いくらでも食べられる!」ものが減ってきて…⁡⁡
七草粥の前に、七草粥が食べたくなったりします。(私だけ??笑)



⁡⁡歳のせいだからしかたないか。と思うところもありますが、
美味しいものは長く楽しみたいものですよね。⁡⁡



ですので、自分の胃の調子をみながらできる対策をひとつお話します。



⁡⁡ポイントは、『胃酸の量』チェックです。⁡⁡
胃もたれや食欲不振、膨満感などを感じた時、胃酸が出過ぎてるのかしら。
と思われる方もいらっしゃるのですが、実は逆の場合も多いです。



⁡⁡胃酸が足りていない『低胃酸』による、胃の不調。⁡⁡



なのに、胃もたれを感じて手にしやすい市販薬は、制酸剤の薬…
逆効果になってしまいますよね💦⁡⁡



胃酸過多、低胃酸、症状だけでは分かりにくいので、
チェック方法はこちら!⁡⁡



大さじ1杯のお酢、りんご酢を5倍のお水で薄めて、準備します。⁡⁡


これを、食事と一緒に少しずつ飲んでみてください。
⁡⁡食後、いつもより胃の不快感が軽くなったり、
空腹になるのが早かったりする場合、低胃酸の可能性が高いです。


⁡⁡逆に、いつもより胸焼けが強かったり、ゲップがで安かったり、
空腹な時や就寝前に胸焼けがする場合は、胃酸は十分、胃酸過多寄りだといえます。⁡⁡



こちらは、自宅でできる簡易検査なので、
長く胃の不調に困っている場合は、迷わず病院にかかられてくださいね。



⁡⁡低胃酸と分かった場合できることは、

◎よく噛み早食いをしない。
◎一度の食事量を減らし、捕食をとる。
◎食前、食中に、酢の物、梅干し、レモン汁やりんご酢(今回くらい希釈した物)をとる。

です。


⁡⁡低胃酸は、胃の不調だけでなく、食べたものが未消化になるため、
栄養が吸収できないことに繋がり、
特にタンパク質、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB12などの
ミネラルの消化には胃酸が欠かせず、低胃酸から栄養不足、
胃以外の体調不良も引き起こしてしまいます。⁡⁡



まだまだ寒い日が続きます。
しっかり必要な栄養を摂って、吸収して、
風邪もコロナも寄せ付けない身体で!
美味しく楽しく過ごしましょう^ ^⁡⁡

今月の旬の食材のコーナー

今回は『芽キャベツ』です。⁡⁡



旬は11月から3月。一番の最盛期は12月、1月。
静岡県で盛んに作られています。⁡⁡
キャベツとありますが、祖先は同じで、アブラナ科ですが、
芽キャベツが大きくなったらキャベツになるわけではなく、別のお野菜です。


⁡⁡⁡芽キャベツ、あんなに小さく可愛らしいのですが、
ビタミンC (キャベツの4倍)!
葉酸 (キャベツの3倍)!
食物繊維 (キャベツの2.6倍)!⁡⁡
茹でても損失率が低く、
大きめ5個で、ビタミンCや葉酸の1日必要量を摂ることができます。⁡⁡



そして、淡色野菜なのに、βカロテンが豊富!
抗酸化作用のあるルテインを含む!
そして、ファイトケミカルのイソチオシアネート!
⁡⁡抗酸化、抗炎症作用、抗がん作用が期待できる、素晴らしい野菜です。



⁡⁡料理の仕方も簡単♪⁡⁡

①さっと洗って

②根本に黒ずみがあったら切り落とし

③十字に切り込みを入れ

④フライパンで30秒茹で


⑤お湯を捨てて、少量のお水、オリーブオイル、美味しいお塩で蒸し焼き⁡⁡出来上がり♪



そのまま食べても美味しいのですが、⁡⁡
今回のアレンジは、


◯おなじみ?炊飯器で作るスープ



◯アンチョビでアヒージョ



◯グリーンカレー



◯ミルクオーブン焼き⁡⁡



実は、おかか和えや胡麻和えの和風も美味しいんです!
⁡⁡よくレシピ検索で出てくるのは煮込むものが多いですが、
私はグリルや焼いたりするほうが、柔らかくなり過ぎず、好きです。
(個人的な見解ですが笑)⁡⁡


どうやって作るの?と気になるものがあったら、
R-doorのFacebookグループより、お気軽にご質問くださいね。⁡⁡



美味しく召し上がっていただけますように^ ^⁡⁡
お読みくださり、ありがとうございました。⁡⁡
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質問にもお答えしています。





≪プロフィール≫
札幌出身、埼玉県在住。
管理栄養士・調理師。病院栄養指導歴3000件以上。
離乳食・幼児食講師として、500件ほどの個別相談を受ける。
我が子のためにと受講された離乳食講座から、
家族全員の食生活を守るヒントが得られると好評。
お出汁、発酵食、アレルギー食、食育講座なども、リクエスト開催中。
https://lit.link/maedatomoko