「可愛いインド」を探しに

こんにちは!空間ビジュアルデザイナー村井友起子と申します。

私は4年半、インドのニューデリーで、
そして2年ほど、アメリカのニューヨークで暮らしました。

ニューはニューでも、、全然違う・・・
どちらも大好きな場所ですがR-door海外コラムでは
摩訶不思議インディアについてお伝えしたいと思います!

2011年3月のインド、ニューデリー。

カレーのイメージしかなかったインドのニューデリーの空港に
降り立ったのは長男が1歳になってすぐ。

小さい子を抱えてのインド生活は、不安6割・楽しみ4割だった。

最初は、不安しかなかったのだが、
楽しみが4割にもなったのは主人がインド駐在になった件を、
私の両親に報告したときに

酔っ払っていた父が

「インドか!俺、インド象好きなんだよね!!」

という、なんとも呑気なセリフを言ってくれた
おかげで気が抜けてしまったから。笑

(ちなみに、のちに父がインドに来たときに、象を家に呼んだ。
お誕生日パーティーに呼んだりもするが、当時価格で7000円くらいだったと思う)

そしてもう一つの理由は・・・

バックパッカーが行きそうな場所ばかり特集されているガイドブックや、
マサラのニオイがきつそうな場所ばかりを写す
テレビ番組しか目に触れてこなかったのが、

「aruco (アルコ)」などの、
女子向けの可愛いガイドブックの存在を知って、
一気にテンションが上がってしまったから!!!(単純!)

一つ一つが丁寧に作られている
ハンドメイドの雑貨・家具のお店や
とっても素敵なシノワズリな雰囲気のインテリアショップ。

日本ではみられないような、
とっても素敵な本が売っているブックカフェ。

マハラジャ気分を味わえるホテル。

ショッピングモールのお手洗いも、
ハイブランドが入っているモールは豪華絢爛。

そのガイドブックを見てからワクワクが増え結果、
私がインドへ行くテーマはコレになった↓

「可愛いインド」を探しに行こう!!!

※2年くらいしかいないと言われていたので、
まるで遊びに行くようなお気楽テーマに!!

実際は4年半のインド生活。
・・・当時一歳の息子をエルゴの抱っこ紐に入れて、
探検・冒険の日々。

とはいえ、私にも主人にもそれぞれドライバーがいたので、
連れて行ってもらうのはドライバー。

中にはドライバーなのに地図が読めない人
(2011年当時、地図は紙!)
もいたし、方向音痴なドライバーもいた。

いろんなところにすぐぶつけるドライバーも。

(私のお友達のドライバーは運転が下手で、
会うたびにどんどん車がボコボコになっていき、
ボンネットはガムテープで留まっていた)

私のドライバーは方向音痴ではなかったものの、
英語のインド訛りが強く、
語尾に何でもかんでも「ナ!」をつける人だった。

How are you doing na?!というかんじだ。

Rは「ル」と発音するインド英語と合わさると
もう、、、意味不明!!!

「ナ!」に気を取られて、
何を言っているのか全然わからない事もあり

「その、”ナ!”っていうのやめて」
とよく怒っていたのを思い出す。

さて、話は戻して笑
「可愛いインド」は探さなくてもすぐそばにあった。

結論から言えば自分の見方によっては、
なんでも、「素敵!」「可愛い♡」
にもなるしその逆も然りなのだ。

私が最初に見つけた「可愛い」は、
Nature’s Basketというスーパーマーケットの袋!

クラフト紙の袋(茶色い紙袋)で、当時はフォントも、
色の組み合わせも、とっても可愛かったのだ。
(のちに、デザインが変わってイマイチになってしまった)

”ス、スーパーの紙袋・・・???”

そう、本当に、
なんてことないものに幸せを感じられる
ようになってしまった私。。。

「幸せのハードルが下がった」というのは事実。

ふわふわのパンを見つけたら日本人同士でシェア。

冬の日に、青空が見えたらお祭り騒ぎ。
(PM2.5がひどく、冬は空気が汚くてグレーの空)

お友達が持ってきてくれたお土産が、
日本のお菓子・牛肉の時は泣く。

(インドで牛肉はバッファローが多かった。)

ベテランマダムがブログで書いていた言葉

”ブーゲンビリアの鮮やかなフューシャピンクを見て
「なんて鮮やかな素敵なピンク!」と感じるか
「日本の桜と違って下品な色。。」と感じるか。”

まさにその通り。


斜めからしかモノを見られない人は
いつまでも「可愛いインド」には出会えない。

せっかくなら、楽しもう!手に入らなければ、自分で作ろう!

インドにいたからこそ、

「創りだす楽しみ」を知ったしニューヨークに行っても、
日本に帰国しても、その経験は生かされている!
と思っている。

多分。。


初回、気づけば長くなってしまいました🙏💦

写真は、私が見つけた「可愛いインド」の一部。

1)行ってすぐに家具屋で購入した、2脚2000円ほどで購入したスツール。


2)迷って迷って購入した、2段のケーキスタンド。(写真はアメリカの時撮影)

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【プロフィール】
村井 友起子 空間ビジュアルデザイナー
長男が1歳になった2011年3月にインドへ。
インド(ニューデリー)4年半とアメリカ(ニューヨーク)で2年子育て。

コラムでは、インドのことを発信。
ネタ満載の日常生活だが、慣れてしまえば象が道路を歩いていることも
「普通」になる摩訶不思議INDIAについてお伝えします!

ホームページhttps://hplus-visualdesign.com