「可愛いインド」を探しに
こんにちは!空間ビジュアルデザイナー村井友起子と申します。
私は4年半、インドのニューデリーで、
そして2年ほど、アメリカのニューヨークで暮らしました。
ニューはニューでも、、全然違う・・・
どちらも大好きな場所ですがR-door海外コラムでは
摩訶不思議インディアについてお伝えしたいと思います!
![](https://rdoor-official.com/wp-content/uploads/2021/05/家にいながら海外旅行気分.jpg)
2011年3月のインド、ニューデリー。
カレーのイメージしかなかったインドのニューデリーの空港に
降り立ったのは長男が1歳になってすぐ。
小さい子を抱えてのインド生活は、不安6割・楽しみ4割だった。
最初は、不安しかなかったのだが、
楽しみが4割にもなったのは主人がインド駐在になった件を、
私の両親に報告したときに
酔っ払っていた父が
「インドか!俺、インド象好きなんだよね!!」
という、なんとも呑気なセリフを言ってくれた
おかげで気が抜けてしまったから。笑
(ちなみに、のちに父がインドに来たときに、象を家に呼んだ。
お誕生日パーティーに呼んだりもするが、当時価格で7000円くらいだったと思う)
そしてもう一つの理由は・・・
バックパッカーが行きそうな場所ばかり特集されているガイドブックや、
マサラのニオイがきつそうな場所ばかりを写す
テレビ番組しか目に触れてこなかったのが、
「aruco (アルコ)」などの、
女子向けの可愛いガイドブックの存在を知って、
一気にテンションが上がってしまったから!!!(単純!)
一つ一つが丁寧に作られている
ハンドメイドの雑貨・家具のお店や
とっても素敵なシノワズリな雰囲気のインテリアショップ。
日本ではみられないような、
とっても素敵な本が売っているブックカフェ。
マハラジャ気分を味わえるホテル。
ショッピングモールのお手洗いも、
ハイブランドが入っているモールは豪華絢爛。
そのガイドブックを見てからワクワクが増え結果、
私がインドへ行くテーマはコレになった↓
「可愛いインド」を探しに行こう!!!
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※2年くらいしかいないと言われていたので、
まるで遊びに行くようなお気楽テーマに!!
実際は4年半のインド生活。
・・・当時一歳の息子をエルゴの抱っこ紐に入れて、
探検・冒険の日々。
とはいえ、私にも主人にもそれぞれドライバーがいたので、
連れて行ってもらうのはドライバー。
中にはドライバーなのに地図が読めない人
(2011年当時、地図は紙!)
もいたし、方向音痴なドライバーもいた。
いろんなところにすぐぶつけるドライバーも。
(私のお友達のドライバーは運転が下手で、
会うたびにどんどん車がボコボコになっていき、
ボンネットはガムテープで留まっていた)
私のドライバーは方向音痴ではなかったものの、
英語のインド訛りが強く、
語尾に何でもかんでも「ナ!」をつける人だった。
How are you doing na?!というかんじだ。
Rは「ル」と発音するインド英語と合わさると
もう、、、意味不明!!!
「ナ!」に気を取られて、
何を言っているのか全然わからない事もあり
「その、”ナ!”っていうのやめて」
とよく怒っていたのを思い出す。
さて、話は戻して笑
「可愛いインド」は探さなくてもすぐそばにあった。
結論から言えば自分の見方によっては、
なんでも、「素敵!」「可愛い♡」
にもなるしその逆も然りなのだ。
私が最初に見つけた「可愛い」は、
Nature’s Basketというスーパーマーケットの袋!
クラフト紙の袋(茶色い紙袋)で、当時はフォントも、
色の組み合わせも、とっても可愛かったのだ。
(のちに、デザインが変わってイマイチになってしまった)
”ス、スーパーの紙袋・・・???”
そう、本当に、
なんてことないものに幸せを感じられる
ようになってしまった私。。。
「幸せのハードルが下がった」というのは事実。
ふわふわのパンを見つけたら日本人同士でシェア。
冬の日に、青空が見えたらお祭り騒ぎ。
(PM2.5がひどく、冬は空気が汚くてグレーの空)
お友達が持ってきてくれたお土産が、
日本のお菓子・牛肉の時は泣く。
(インドで牛肉はバッファローが多かった。)
ベテランマダムがブログで書いていた言葉
”ブーゲンビリアの鮮やかなフューシャピンクを見て
「なんて鮮やかな素敵なピンク!」と感じるか
「日本の桜と違って下品な色。。」と感じるか。”
まさにその通り。
斜めからしかモノを見られない人は
いつまでも「可愛いインド」には出会えない。
せっかくなら、楽しもう!手に入らなければ、自分で作ろう!
インドにいたからこそ、
「創りだす楽しみ」を知ったしニューヨークに行っても、
日本に帰国しても、その経験は生かされている!
と思っている。
多分。。
初回、気づけば長くなってしまいました
写真は、私が見つけた「可愛いインド」の一部。
1)行ってすぐに家具屋で購入した、2脚2000円ほどで購入したスツール。
![](https://rdoor-official.com/wp-content/uploads/2021/05/181674809_814678916112382_5303543294821324779_n-739x1024.jpg)
2)迷って迷って購入した、2段のケーキスタンド。(写真はアメリカの時撮影)
![](https://rdoor-official.com/wp-content/uploads/2021/05/180627077_814677259445881_6445941894894539123_n.jpg)
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![](https://rdoor-official.com/wp-content/uploads/2020/10/参加する(無料)-4.jpg)
【プロフィール】
村井 友起子 空間ビジュアルデザイナー
長男が1歳になった2011年3月にインドへ。
インド(ニューデリー)4年半とアメリカ(ニューヨーク)で2年子育て。
コラムでは、インドのことを発信。
ネタ満載の日常生活だが、慣れてしまえば象が道路を歩いていることも
「普通」になる摩訶不思議INDIAについてお伝えします!