お取替えくださいのサイン、出ていませんか?

暖かい日が続いていますが
しまっていた冬の服はもう出されましたでしょうか?



私は先日、
去年愛用していたコートやニットの手袋を
クローゼットの奥から引っ張り出してきました。


ところが、ニットの手袋をよく見てみると・・・んんん???

ゆ、指がない!!!


なんと、手袋の指の部分が半分ほど無くなっていたのです。

なぜこんなことに!?
いったい誰が!?


状況を飲み込むのにしばしの時間を要しましたが
この不思議な現象の正体は「虫」

きちんと虫対策をしていなかったため
お気に入りの手袋を虫に食べられてしまったのです。


皆さん、どこかにひっかけた覚えもないのに
洋服に穴が開いていた経験、ありませんか?

もし、同じ服に2か所以上穴が開いていたり
よく見るとかじったような跡があればそれは虫の仕業です。


大事にしまっておいた服が穴だらけになってしまったら
大ショックですよね!


そこで今日は知っておきたい洋服の虫対策について
3つのポイントをお伝えいたします。

クリーニングや洗濯をしてからしまう

虫が好きなのは、ウールやシルク、カシミヤなどの天然素材。

柔らかいものが好きなのは人間と同じですね^^

そして虫の大好物がもう一つ。
皮脂や食べこぼしです。

シーズンオフの服を汚れが付着したままにしてしまうと
夜な夜な虫たちの大宴会が・・・。


しばらく着ない服は
クリーニングや洗濯で清潔な状態にしてから保管するようにしてくださいね。

防虫剤は上に置く

防虫剤の成分は上から下に向かって行き渡るため、
服の下に置くと十分な効果が得られません。

そのため、防虫剤は縦に入れると
重ねた服全体に成分が行き渡り防虫効果が高まります。

ぎっしり詰め込んでしまうと服と服の間のすきまがなくなってしまうので
定期的に服を見直すこともお忘れなく。

湿気を防ぐ

虫は湿度の高い場所を好みます。
冬にしまっておいたニットは梅雨の間に食べられてしまっているかも!?

湿気がこもりやすいクローゼットや引き出しは
定期的に換気することをおすすめします。




防虫剤はあくまで「虫」を「防ぐ」ためのものであって殺虫作用はありません。
また、虫の食べた穴は繊維が切れてしまっているため
修理には「かけつぎ」という高度な技術が必要です。
(高度な技術=コストもかかります)

そのため、いかに「虫を防ぐか」が大事になってくるのです。

シーズンオフの保管方法に気をつけて
また来年も再来年も着たくなる愛着のある服を育てていきたいですね。








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【プロフィール】
井川真弓 ファッションコーディネーター
兵庫県神戸市在住 2児の母。
大学卒業後、アパレル企業に入社。
元々、服は好きだけどイマイチおしゃれに見えないのが悩みだったが、
5,000人以上を接客し、
ディスプレイや商品管理を担当する中で魅力的にみえるセンスのコツを学ぶ。
出産を機に退職。
専業主婦時代を経て、
現在はファッションコーディネーターとしてオンライン講座を中心に活動中。
シンプルの中にキラッと光る着こなしには定評があり、
受講者様からは外見だけではなく内面までも変化したという声が続々と届いている。
<セミナー等開催実績>
失敗しないネットショッピング講座、ビジネスファッション戦略会議、士業向け着こなし講座など開催。
2020年夏、オンラインコーディネートサービス『あなただけのスタイルブック』を開始
2020年9月継続講座『専属スタイリスト3ヶ月講座』をスタートさせる(現在満席、次回は11月下旬募集予定)。
ユリプロジェクト撮影モデル、六甲ミーツアート2020公式HP掲載