40代からの再生医療って?
R-doorのみなさん、こんばんは
整形外科、背骨の専門医のいとうかおるこです。
毎月第3水曜日に女性のヘルスケアをお伝えしています。
コラムニストの方にお誘いを受け
ミッドタウンでランチ&写真展にアテンドして頂きました~
レストランの一面の窓からは蕾の膨らんだ桜が沢山
もうすぐお花見ですね写真展では写真というより、
想い出のシーンが描かれているようであたたかい
お写真でファンになりました
《40代になると、気になる身体の変化》
季節の変わり目や紫外線が気になる季節
ついエイジング化粧品や美容雑誌の特集に
目がいってしまいませんか
最近聞かれることが多い
\ 再生医療や化粧品ってどうなの? /
私自身は脊髄損傷の再生医療の研究している
大学病院で仕事をしていて、
いつ患者さんの治療につなげれるかと思っていました。
山中伸弥教授がノーベル医学、
生理学賞をとられたips細胞によって、
再生医療は何十年分も前進したのです
それから幹細胞やご自分の血液を使った
再生医療やエイジングケアの化粧品が急速に出てきました。
幹細胞は色々な細胞になって
再生を促すもので脂肪や身体の一部からとって
培養して必要なところ、膝や頭皮、顔に注入します
化粧品に多く用いられているのは
幹細胞を培養するときの上澄み液なので
幹細胞は入っていません!!
でも、細胞が増えるときに
成長因子やサイトカインといった
組織を修復するたんぱく質を出していて、
それが含まれるので効果があります
あとは、ご自身の血液から血小板を抽出して
必要な部位にいれるPRP(多血小板血漿)という治療があります。
これは培養する必要がないので、
すぐ出来てご自分の血液なので、
アレルギーの心配もなく比較的安全な方法です。
大谷選手の肘やサッカー選手の靭帯のケガに
治療として使われました。
美容もシワ、たるみ、くすみが改善しハリが出てきます
近い将来、薬などの化合物ではなく
自分の細胞からの治療が主流になりそうですね
人間の身体は勉強すればするほど
精密に良く出来ていると感心させられます。
自分の身体に大切に向き合ってメンテナンスしていくことが
いつまでも元気に輝く女性の秘訣ですね
皆さまがHappyな毎日を送れますように
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【プロフィール】女性のための整形外科かおるこ
Happyクリニック院長(2021年7月帝国ホテル本館4階に開業しました)
大学病院の骨粗しょう症外来で年間1000人以上の患者さまを診察して、
閉経前から予防の重要性に気づき、
(現在も非常勤講師として大学病院で骨粗しょう症外来を担当)
美容誌美的のWeb版 biteki.comのヘルスケア「女医に訊く保健室」で
11月毎週水曜日に腰痛や骨粗しょう症についてお伝えしています
3/17発売のオレンジページで骨粗鬆症の記事を監修しました。
「いつまでも背筋を伸ばしてハイヒール」をモットーに食事や運動、
メンタルを3本柱に骨活(ほねかつ)をお伝えしています。